「宗教的」「気持ち悪い」「ホラー」という批判的な意見と、「感動」「涙なしで観られない」という意見と。 2つの意見が聞かれる、こちらの作品を観てみた感想です。
作品紹介
2016年に公開された映画。
宮沢りえさん主演。
オダギリジョーさん夫役。杉咲花さん娘役。松坂桃李 さんも出演。
☆☆☆ 第40回日本アカデミー賞 【最優秀賞】W受賞☆☆☆
第40回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞 (宮沢りえ)
第40回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞 (杉咲花)
この他にも多くの賞を獲得されています。
あらすじ
末期ガンのため、残り2ヶ月の命と宣告された主人公。
自分が居なくなる前に「家出していった夫」「不登校気味の娘」「閉店していた銭湯」を立ち直らせるため悪戦苦闘する40代女性の話。
感想
ストーリー的には、感動的な家族愛の話です。 涙無しでは観られません。
しかし、この映画には「ホラー」「宗教的」といった批判的な意見も見られます。
不登校気味の娘
学校で陰湿なイジメを受けている娘。 可哀想すぎて、見ていて苦しい・・。
「学校に行きたくない」という娘に対して、「逃げちゃダメ!」」と喝をいれます。 娘の言い分も聞かずに「とりあえず学校に行け、休んではダメ」と言うのは、どうなんだろ。
学校で制服を隠された娘が、教室内である驚きの行動に出ます。 が、こちらの行動が驚き過ぎて、これも批判的な意見がでてくる原因・・!?
自分を捨てた実母宅に投石
これもビックリ! 窓辺には実母以外に乳児もいたのに・・。 ガラス割れたよ・・。
あれ? 最後燃やしちゃった??
家が銭湯を経営してます。 最後、宮沢りえさんが亡くなられた後、あれ? 銭湯で燃やしちゃった?? 笑
まとめ
私個人的には、とても気に入りました。
中高生の子どもが学校に行くのを渋ったとき、いじめられているとき、色々な対応方法があると思うが、もし自分も「余命2ヶ月」を宣告されたならば、主人公のように振る舞うかもしれない。 「逃げないで、強く生きて欲しい!」と願って。
また、旅行中に松坂くん扮するバックパッカーを一緒に乗せていきます。 別れのシーンで、宮沢さんがギュッと抱きしめるのですが。
このシーンも好感持てます。 40代女性目線で、私も頑張ってる20代男性を応援したくなること多々ありますから。(実生活でギュッは、なかなか出来ないですが・・)
また、主人公が末期ガンで亡くなっていくシーン。 涙・涙・涙です。
私も、こんな風に愛に溢れた女性になりたいなー、って思いました。
色々な意見がありますが、40代女性に是非観ていただきたい映画です。